注意: 原文はこの翻訳よりも新しくなっています。

Debian 7.11 のインストール

Debian 7.11 (wheezy) をインストールするには、以下のメディアのいずれかをダウンロードしてください (i386 と amd64 の全 CD/DVD イメージは USB メモリにも使えます):

ネットワークインストール CD イメージ (おおよそ 150-280 MB)

Blu-ray (jigdo を利用)

他のイメージ (netboot、各種 USB メモリなど)

もしシステム上のハードウェアのいずれかが、デバイスドライバと共に non-free のファームウェアのロードが必要な場合一般的なファームウェアのパッケージの圧縮ファイルやそういった non-free のファームウェアを収録している非公式のイメージのダウンロード、 のいずれかを利用できます。圧縮ファイルをどのように扱うのか、 インストール中にファームウェアをロードする方法についての一般的な情報は、 インストールガイド中で確認できます (以下の関連文書を参照してください).

netinst (通常 240-290 MB) non-free ファームウェア収録CDイメージ

注意

関連文書

インストール前にどれか一つだけ文書を読むとすればインストール Howto を読んでください。インストール作業を一通り説明しています。 その他の役立つ文書として以下のものがあります。

正誤表

この情報は Debian 7.11 のインストーラにおける既知の問題のリストです。 もし Debian のインストールに問題があり、この文章でその問題について述べられていないなら、 その問題についてインストールレポートを書いて送ってください。または、ほかにも既知の問題がないか wiki をチェックしてください。

リリースの正誤表 7.0

利用可能なディスクデバイスが複数ある場合に GRUB ブートローダのインストールに失敗することがある。
インストール中に利用可能なディスクが複数ある (例えばハードディスクと USB メモリ等、これは USB メモリからインストーラをブートする場合の一般的な例です)、grub-install で問題が起きることがあります: これは複数回報告されていて、 新しくインストールしたシステムのあるハードディスクではなく USB メモリ に GRUB ブートローダがインストールされていました。
これを避けるには、インストールプロセスでマスターブートレコードに GRUB ブートローダをインストールしますか? と聞かれたときに必ずいいえと答えるようにしてください。 次の段階ブートローダをインストールするデバイス で正しいデバイスを指定することができるはずです。GRUB 設定が誤っているのにインストール作業を完了してしまった場合は、 インストーラのレスキューモードにより復旧できるはずです。root ファイルシステムに chroot して必要に応じて追加のブートパーティションをマウントしてから (EFI システムでは /boot/boot/efi 等、/etc/fstab 参照) 適切なデバイスをパラメータで指示し、grub-install を再び実行します。
現状: Wheezy の2回目のポイントリリースでこの問題が修正されていることを期待します。
i386 で、CD#1 だけを使用してデスクトップをインストールすることができない
1 枚目の CD 容量には制限があるため、要求される GNOME デスクトップ用パッケージが CD#1 に収まりません。他のパッケージソース (例えば 2 枚目の CD やネットワークミラー) を追加するか DVD を使ってください。
現状: 1 枚目の CD にこれ以上パッケージを収録することは期待できません。
amd64で UEFI ブートする場合に問題が起きる可能性
amd64 システムで Debian Installer を UEFI モードでブートした場合の問題が何件か報告されています。 grub-efi を使うと確実なブートができないシステムや、 最初のインストールスプラッシュ画面の表示時に画像が乱れるシステムがあるようです。
こういった問題に遭ってしまった場合、 バグ報告を提出して症状およびハードウェアについてできる限り詳細な情報をください。 そうすることが、チームがこのバグを修正するのに役立つはずです。 とりあえずの回避方法としては、UEFI を使わずにレガシー BIOSフォールバックモードを使ってください。
現状: Wheezy ポイントリリースではもっとバグの修正ができるかもしれません。
Intel 製無線カードの一部でファームウェアを誤って要求する
Intel Wireless 6005 または 6205 カードを使っている場合、インストーラはファームウェアファイル iwlwifi-6000g2a-6.ucode の場所を聞いてきます。このファイルは firmware-iwlwifi パッケージには収録されておらず、実際は不要です。インストール作業を続けるには no と答える必要があります。 現状: Wheezy の最初のポイントリリースでこの問題は修正されています。
インストーラ起動時にビープ音が鳴らない
アクセシビリティの理由により、 インストーラのブートローダが入力を待っているときにはビープ音を鳴らすべきです。 残念ながら最初の Wheezy アルファリリースでバグにより鳴らなくなり、 それが報告されたのは 3 回目の Wheezy リリース候補の直前でした。
現状: Wheezy の最初のポイントリリースでこの問題は修正されています。